使用しているパソコンの現状
私のパソコンは「iMac (27-inch, Late 2012)」というかなり年季の入った奴です。ということで使用者の私も年季入ってます。
元々入っていたメモリは4Gのメモリが2枚で8Gです。スロット(メモリを差し込む場所)は4つあって、空きが2枚分あったので、数年前そこに8Gのメモリを2枚の16Gを追加して合計24Gでサクサク動いていました。つまり4GB2枚と8GB2枚という容量の違うものを入れていました。そういう場合は四つのスロットに入れ方があるので詳しく説明したいと思います。

ちなみに4枚入れるときは4段あったとしたら2枚セットで買うと思うのですが、その2枚セットが容量が違うものであった場合は公式ページに「容量が異なるDIMMを組み合わせる場合は、チャンネルA(スロット1と2)およびチャンネルB(スロット3と4)の間の容量差をなるべく少なくしてください。」とあります。私のように4GB2枚と8GB2枚をどう差し込むかというと4Gと8Gのものを交互に差し込みます。そうすれば チャンネルA(1段目+2段目の容量=12G)の合計とチャンネルB(3段目+4段目の容量=12G)で同じになるので。詳しくは以下の「メモリスロットの説明・違う容量のメモリを差す場合の説明」で説明しています。
現状でも満足だったのですが、お絵描きしててレイヤー何枚も作った時に少しもたつくのと、すでに12年も使ったのにサクサク動いて快適に使えるので、まだまだこのPCを使う気満々だし、メモリのお値段が数年前やった時の半額以下(2枚で7000円くらいから2500円になった)になっててお得に増設できちゃうので、よっしゃ!最大積んどこう!ということで実行しました。
このパソコンに入れているmacOS Catalinaのサポートは終了していますので今後、全く使えなくなってもパソコン自体が壊れてなかったら、Linux mintというOSを入れて使う予定なのです。今は私が使うくらいのことは結構快適にCatalinaでできてるので満足です。しかし、すでにAdobeのソフトやクリスタの最新バージョンはOSが対応していないので、入れることができません。
じゃあOSをアップデートして入れたら・・・と思いますがそれはできません。最新OSに対応したパソコンじゃないからです。
Apple公式ページの「iMacのモデルを識別する」
から自分のiMacに対応するOSを調べることができます。

調べると私のパソコンはCatalinaまでしか入りません。なのでこれで頑張っています。
iMac (27-inch, Late 2012)のメモリの増設(2回目)
APPLE公式ページを確認する
APPLEの公式ページにiMacのモデル別にメモリの増設の仕方を詳しく説明したページがあります。
どのメモリを買うかも説明があります。
こちらに詳しく説明がしてありますが以下私が実際に増設した手順を載せておきます。公式の説明だけではどれを買ったらいいかなどよく分からないかもしれないので私が買ったメモリも紹介しておきます。
まずメモリを増設前のパソコンの状況を把握しておく
メモリの情報・自分のパソコンのモデルを知る
パソコン画面の左上の「リンゴマーク」→「このMacについて」から自分のパソコンの情報を見ることができます。

メモリの情報を見ると24GB 1600MHz DDR3となっています。
こちらで自分のiMacのモデルも確認できます。

上部の「メモリ」ボタンを押すとスロットの数と、何Gのメモリが何枚入っているか表示されます。これを見て何Gのメモリをいくつ買うか検討できます。
写真を撮り忘れてて、次の写真はメモリを交換後のものになります。
このiMacにはメモリを4枚入れることができて、最大で32GBまでのメモリを積むことができることがわかります。今回は8Gを4枚と最大までやりました!
PC3-12800 1600MHz DDR3を楽天などで検索すればわかりますが最大で一枚8GBの商品しか見当たりませんでしたので最大にしたければ8Gを4枚買うことになります。

どのメモリを買ったらいいか
以下は公式ページの自分のパソコンに対応するメモリを記載してある部分です。

ちなみにmac購入時から最初に入ってるメモリの型番はこれでした。
メモリをさくっと外して確認できる方はしてみるのもいいかと思います。
PC3-12800 1600MHz DDR3を買えば良さそうです。
ちなみにPC3というのはノートパソコン用のメモリということです。このiMacはデスクトップPCぽい風貌ですがメモリはノートPC用のものになります。

それでもよく分からない方へ私が買ったメモリの紹介
今回購入したメモリはこちらになります。1回目に増設した時のやつもこれになります。令和7年2月時点で、2490円でした。1回目の増設でかなりサクサクになったので同じものを購入しました。

![]() | pc用メモリ DDR3 ノートPC用メモリ シリコンパワー DDR3 1600 PC3-12800 16GB (8GB×2枚) 204Pin Mac 対応 SP016GBSTU160N22 価格:2490円 |

アクティビティモニタでメモリをどのくらい使っているか見てみる
アクティビティモニタ(Windowsのタスクマネージャ)も確認しておきましょう。
「Finder」→「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「アクティビティモニタ」を立ち上げます。


上部の「メモリ」の項目を押します。そうすると下のところにメモリ容量が24GBでいま8GB使ってるよってことがわかります。再起動後の何にもアプリを立ち上げてない状態で8GB使用です。余裕ですね。でも増やします!

メモリスロットを開ける
まず、マックの電源を抜きます。コンセントから抜くのはもちろん、本体からも抜きます。そのほか、邪魔だったのでキーボードとか液ダブとか全部抜きました。接続が苦手な方は抜く前に写真を撮っておきましょう。戻すときは写真通りに戻せば簡単です。
そしてメモリスロットは背面にあるので背面がこちらを向くようにセットします。
バスタオルを敷いて液晶画面をしたにしてそっと寝かせると作業がやりやすいと思いますが横着して起きたまま差し替えします。


つまみとか一切なくってこのまま手で開けることはできません。
どうやってこの蓋を取るかというと電源の口の中にボタンがあってそこを押し込むと開くようになっています。なので電源プラグを本体から抜く必要があるのです。電源の差込口はこうなっています。

指で押し込める人は指で、私は無理だったので綿棒で押しました。結構かたくて棒の部分が曲がりそうになりますが頑張って曲がらないように短く持って垂直に力を入れて押し込みます。傷ついてもいい人はマイナスドライバーでもいいかも。

無事に押し込めることができるとパカっと蓋が開きます。

あとは手で外すことができますので、引っこ抜いて外します。
蓋を外す際にどちらが上だったかを覚えておくと、はめ込む時にスムーズに戻せます。

メモリスロットの説明・違う容量のメモリを差す場合の説明
パカっと開けた中身はこうなっています。

元々買った時にさしてあった4GBメモリは2段目と4段目に差してありました。一つ飛ばしです。そして1回目の増設時に8GB2枚を1段目と3段目に付けました。最初に2と4が同じものになっていたので、(2枚組で買う前提の話ですが)1と3が同じ、2と4が同じになるようメモリを差すようにしています。これには理由があります。
APPLE公式ページ「iMacにメモリを取り付ける」によると
「容量が異なるDIMMを組み合わせる場合は、チャンネルA(スロット1と2)およびチャンネルB(スロット3と4)の間の容量差をなるべく少なくしてください。」と記載してあります。

Aに8Gと4G、Bに8Gと4Gを差すことによってA=12G、B=12GになるのでAとBの差は0になります。
4つスロットがあって4Gのメモリが2枚あって1と2にさして3と4を空きにしてしまうとAとBの差は8Gになります。これはよろしくないということです。
メモリを抜く
画像のように操作するとメモリスロットが少しだけパソコンの外に出てきます。


交換するメモリを外しましょう。そのまままっすぐ手前にメモリを引き抜きます。
私は今回2と4に刺さっている4GBのメモリを8GBに入れ替えるため2と4を引き抜きます。

新しいメモリを差す
新しいメモリを差し込みます。メモリにはスリットがあるのでスリットが受けの方と合うように差し込みます。写真の金具の間に滑らすように差し込みます。グッと抑えてファミコンのカセットを奥まで差し込む感触で奥まで差し込みます。

無事にうまく差すことができました!

蓋をして終了!
そしてこの部分をカチッとするまで中に入れて元に戻します。

これは蓋ですが、中にイラストが書いてます。多分上下はこうなってたはずです。(ちょっとうろ覚え・・・)蓋はそのままパソコン本体に手で押し込んでつけます。写真のように中に埃などがついていたら取り除いてからはめましょう。

これで本体をいじるのは終了です!次はパソコンを立ち上げてちゃんとメモリが増えているかの確認をしましょう。
最終確認
電源コードや、キーボードマウスなんかを元どおりに接続して電源を入れます。
パソコン画面の左上の「リンゴマーク」→「このMacについて」を見ます。


無事に全てのスロットが8GBとなり、合計で32GBと認識されています。
アクティビティモニタも確認

Firefoxでネットしながらクリスタで画像の編集とかしてもまだまだ余裕があります。24GBだとちょっと物足りないなあって思ってるところでしたね。12年前のパソコンだけど全然現役で行けます!
HDDがSSDでないので立ち上げが遅かったり、大容量のデータの保存時なんかに多少もたつきますがSSDに交換するほどではありません。
このパソコンの前のimacでHDD交換をやったのですが成功はしましたが、大変だったんでもうしないと思います。もたつきが我慢できなくなったらLinux機にしちゃいます!